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2026/10/13

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【Java研修事例】未経験から3ヶ月でSpringによるチーム開発へ 新卒4名の成長と指導の工夫

新入社員研修では、プログラミング未経験の方が短期間でどこまで成長できるのか、また、技術だけでなく社会人としての姿勢も身につくのかが気になるところではないでしょうか。

本コラムでは、ある会社の新入社員4名が「Java総合3ヶ月コース」を受講した際の流れやエピソードを、実例をベースにストーリー仕立てでご紹介します。主人公は、文系大学を卒業し、プログラミングを学んだ経験のない受講生Aさんです。他にも同じ会社の同期である、理系出身で未経験のBさん、文系出身で未経験のCさん、プログラミング経験のあるDさんとともに、3ヶ月間の研修に取り組みます。

初歩的な文法の習得からWebアプリケーション開発、最後の模擬開発演習まで、本人の戸惑いや達成感、同期との関わり、講師による支援を追っていきます。研修を通してどのような学びや変化が生まれるのかを考える一例として、ぜひご覧ください。

本文の一人称の語りや会話は、研修の流れを伝えるために再構成した表現です。学習の進み方や到達度には個人差があります。

0.はじめに

本コラムの設定・シチュエーションは以下の通りです。

設定事項内容
受講者同じ会社の新卒社員4名
(主人公含む3名がプログラミング未経験、1名だけ経験者)
研修の目的Web開発の基礎と、問題解決・報連相・計画管理・説明の力を身につける
受講コース・期間Java総合3ヶ月コース・3ヶ月間
主な学習内容Java、SQL・DB連携、HTML・JSP・サーブレット、Spring、JavaScript、DB設計、Git、AWS
最終演習4名で取り組む9日間の模擬開発演習

1. Java入門|処理の流れを考え、質問する力を身につける

最初の2週間は、プログラミングの初歩と、処理を順序立てて考える方法を学びます。

「未経験者歓迎」という言葉に背中を押されてIT業界に入ったものの、入社時の私は、プログラミングについてほとんど何も知りませんでした。業界研究で耳にした言葉も、意味をきちんと説明できるかと聞かれたら自信がありません。だからこそ、研修の序盤に基本用語やコンピューターの仕組みから説明してもらえたのはありがたかったです。教室には私と同じように未経験の人が多くいましたが、経験者の方もいて、同期のDさんがすらすら操作する姿を見ると、少し焦りも感じました。

最初に学んだアルゴリズムの考え方は、想像以上に新鮮でした。普段は何気なく進めている作業でも、「どんな条件で、何を、どの順番で行うか」を言葉やフローチャートにしてみると、曖昧な部分が見えてきました。また、実際にJavaの学習が始まって、変数や条件分岐、繰り返しを学ぶにつれ、コンピューターに正確に指示を伝えるとはこういうことなのか、と少しずつ納得できるようになりました。

一方で、頭では分かったつもりでも、実際にコードを書くとなるとなかなか進みませんでした。タイピングも思ったほど速くできず、記号を探して手が止まります。Dさんが迷わず入力する姿は格好よく見えました。今は比べても仕方がないと思いながら、毎日少しずつ入力に慣れることを目標にしました。

課題がうまく動かなかったとき、最初の私は「このプログラムがうまく動きません」としか質問できませんでした。講師はすぐに答えを教えるのではなく、「ここに入る値は何だろう」「この条件が成り立つのはいつかな」と問いかけてくれます。言われた箇所を確認すると、自分で間違いに気づけることがありました。次からは、どういう値を入れて試したか、何が想定と違うのかを整理してから相談しようと思いました。

※当スクールの特徴:講師が重視する、つまずきの確認
この段階で重要なのは、受講生Aさんが「分からない」と感じている箇所を具体化することです。
講師は問いかけを通して受講生が確認すべき箇所を絞り込めるよう支援するとともに、自分の状況を整理して質問する方法も指導します。

配列という初めての概念にも苦戦しました。毎日のライブ講義で、その日に学ぶ内容のポイントを教えていただいていましたが、配列についてはなかなか理解が進みませんでした。同期と「ここは難しいね」と話していたとき、Dさんが「中が仕切られている引き出しを思い浮かべると分かりやすいよ」と説明してくれ、同じ種類のデータを順番に扱うイメージがつかめました。メソッドも学んだ当初は、どこから処理が始まり、どこへ戻るのかが混乱の種でしたが、講師と図にして流れを追ううちに、少しずつ理解できました。文章だけで分からないときはイメージを図に描き起こす、という学び方も見つけられた気がします。

研修の中で毎日作成する日報は、最初は書くこと自体に時間がかかりました。しかし、理解できたことと難しかったことを振り返ると、曖昧なままにしていた点が見えてきます。事前に立てた予定と実際の進み具合が合わない日も多く、作業時間を見積もる難しさも知りました。「今日はどこで時間がかかったか」をメモして、次の計画に生かしたいと思うようになりました。

最初の2週間が終わる頃には、自分で作ったソースコードを人事担当者や上司に説明する中間発表会もありました。講師に設けていただいた事前レビューの場では、ソースコードの内容だけでなく、聞き手に伝わる説明順にもアドバイスをもらいました。準備中は私と同じ文系で未経験のCさんと「この言い方だと分かりにくいね」「ここは図があった方がいいかも」と互いに確認。発表当日は緊張しましたが、上司から頑張りを褒めてもらえて本当にうれしかったです。理系の同期であるBさんとDさんの説明の分かりやすさにも刺激を受け、次はもっと自信を持って話したいと思いました。

2. Java基礎|クラスとオブジェクトを理解する

1ヶ月目の残りは、Javaの基本文法からクラスの役割へと理解を広げます。

Javaの学習が進むと、クラスやオブジェクトという考え方が登場しました。最初は、一つのファイルに処理を書くだけでも精いっぱいだったのに、複数のファイルを組み合わせて一つのアプリケーションを作るようになっていきました。「この処理はどのクラスが担当するのか」と役割を考えることで、少しずつ全体像をつかめるようになりました。

特に難しかったのが、クラスメンバとインスタンスメンバの違いです。提示されたソースコードについて、それぞれが自分の考えを説明し合うディスカッションの場でも、事前準備はしてきたものの私は自信を持って説明することができませんでした。それに対して、理系出身のBさんは仕組みを順序立てて説明し、文系出身のCさんは専門的な概念を身近な例に置き換えながら説明していました。二人の説明がつながった瞬間、ようやく納得。同じソースコードでも、説明の仕方によって伝わりやすさが変わるのだと実感しました。

また、処理がファイルをまたぐようになると、エラーの原因を探すのも一苦労です。そこで学習の中で登場したデバッグ機能を使い、プログラムを一行ずつ実行して変数の値や処理の分岐を確かめるようになりました。最初は予想外の結果が出るたびに慌てましたが、いったん状況を整理し、怪しい箇所を絞り込めるようになってきました。どうしても解決できないときも、講師のヒントを手掛かりに自分で発見する経験が増えていきました。

1ヶ月目が終わる頃には、基本文法を一通り学んだという手応えがありました。ただ、知っていることと使いこなせることは別です。これからも「なぜそう動くのか」を説明できるように、理解を積み重ねていこうと思いました。

※当スクールの特徴:質問に至るまでの確認手段を増やす
処理やロジックが複雑になってくるにつれて、確認箇所も増えていきます。
受講生がより効率的に原因を調査・確認できるよう、質問対応の際にもデバッグ機能や図解を活用し、処理の流れを自分で追えるように指導しています。

3. Java・DB連携|データの保存と取得を理解する

2ヶ月目前半は、SQLとJavaによるDB連携を学びます。

ゴールデンウイーク明けは、少しだけ休み気分が残っていました。スクールの面談担当の方との週次面談で休暇中の出来事や今後の目標を話すうちに、気持ちを研修へと戻すことができました。2ヶ月目は新しく学ぶ技術が増えると聞いていたので、楽しみと不安が半分ずつありました。

DBとSQLを学び始めたときは、また知らない言葉が出てきた、と身構えました。けれど、SQLの文を読み解いていくと、英語の文を一定のルールで組み立てる感覚に少し似ていました。データを取り出す、追加する、更新するといった操作を試すうちに、Javaのプログラムとデータの保存先がつながる意味が分かってきました。

入力した情報がプログラムの実行後にも記録として残っているのを見たときは、思わずうれしくなりました。画面の中だけで完結していた処理が、実際のシステムらしくなってきた気がしたからです。その一方で、役割の異なるファイルが増え、どこに原因があるのか分かりにくくなりました。ほんの小さな記述ミスを見逃し、講師に促されてようやく気づくこともあります。10分ソースコードを見返しても分からなかったのに、講師は一目で怪しい所を見つけていたこともあり、経験の差を感じつつも、次こそ自分で見つけたい、と思うようになりました。

タイピングにはだいぶ慣れたつもりでしたが、新しい構文や記号が出るとまだ手が止まります。できるようになったことを認めつつ、苦手なところは練習を続ける必要がありそうです。日報の作業見積もりは、最初の頃より実績に近づいてきました。遅れるときもありますが予想より早く終わることも増えていて、力は身についているなと思いました。また、課題に感じていることをただ挙げるだけでなく、次はどう対処するかまで考えることを意識できるようになりました。

この時期にはソフトウェアテスト技法も学びました。正しく動く例を一度試すだけでは、十分な確認とは言えません。どんな入力や条件を試せば見落としを減らせるか、テストケースを考えることも開発の一部なのだと知りました。作るだけでなく、安心して使える状態まで確かめる視点を持ちたいと思いました。

4. Webアプリケーション開発|HTML・Java・DBのつながりを学ぶ

2ヶ月目後半は、HTML、JSP、サーブレットを用いてWebアプリケーションの仕組みを学びます。

DB連携の次は、Webアプリケーションを作成するための言語や構文を学びました。さらに新しい構文が次々に登場し、正直、覚えることの多さに焦りました。それでも、スマートフォンで普段見ているWebページと学習内容が結びついたとき、急に身近に感じられました。自分が作った画面を、いつか誰かが実際に操作するかもしれない。そう考えると、研修後の仕事のイメージが具体的になりました。

HTMLは画面の内容や構造を表し、JSPやサーブレットは画面表示と処理をつなぐ役割を担います。Javaで学んだ処理にWeb画面が加わり、入力された値を受け取って処理し、結果を表示する流れが見えてきました。データの受け渡しには決まりが多く、最初は何度もテキストを見返しましたが、これまで別々に覚えた知識が一本の線でつながっていく感覚がありました。Webアプリケーション作成演習で、それまではコンソール画面上で入力・操作していた機能が、Webアプリケーションとしてブラウザ上で操作できるようになったとき、自分にもアプリケーションを作れるようになったのだと強く実感しました。

ディスカッションやソースコードレビューでも、研修を始めたばかりの頃より落ち着いて発言できるようになりました。処理の説明では、細かなコードだけでなく、どのファイルが何を担当し、データがどう流れるかを意識します。聞く人に合わせて説明の詳しさを変えることも、少しずつできるようになってきたと思います。

修了テストで初期に学んだ内容の問題に取り組んだとき、自分でも驚きました。あれほど悩んだ条件分岐や処理の流れを、今では自然に考えられたからです。難しいことが増えてばかりだと思っていましたが、振り返れば確かに成長していました。

5. Spring・JavaScript|Webアプリケーション開発を広げる

3ヶ月目上旬は、SpringやJavaScriptに加え、DB設計・Git・AWSにも触れます。

3ヶ月目に入る頃、帰社日に配属後の仕事について上司と面談しました。上司から「説明の順番や話し方が社会人らしくなってきたね」と言われ、少し照れくさくなりました。毎日提出している日報にも目を通してくれていて、テストで赤点を取らずに進めていることに安心している様子でした。自分ではまだ不安もありますが、期待に応えられるよう最後まで頑張ろうと思いました。

Springを学び始めると、これまで多くのコードを書いて実現していた処理を、仕組みを活用することで簡潔に記述できる場面があり、驚きました。そして、これまでに学んだJavaやWebアプリケーションの仕組みを理解していたからこそ、Springがどのような役割を担っているのかも分かるようになったのだと実感しました。Springを用いて実施したECサイト作成演習では、ログイン機能や、商品の選択・購入する処理に触れました。「これ、普段使う通販サイトで見た動きだ」と気づくたびに、勉強が仕事につながっていく実感が湧きました。

JavaScript入門で入力フォームのチェックを学んだときも同じでした。入力漏れや形式の間違いを画面上で知らせる仕組みを、自分で考えて実装する側になるとは、入社前には想像していませんでした。

DB設計入門講座では、用意されたテーブルを使うことと、必要なデータや関係を自分で考えて設計することの違いを知りました。どんな情報を持たせ、どう整理すれば扱いやすいか。最後の模擬開発演習でも設計する機会があると聞き、今のうちに復習しておこうと決めました。

Git入門講座では、複数人でソースコードの変更履歴を管理する考え方を学びました。これまでは一人で書いて一人で修正する課題が中心でしたが、実務では誰かの変更と自分の変更が重なることもあります。チームで作るには、技術だけでなく共有や確認のルール・仕組みが必要なのだと感じました。

AWS入門講座では、開発したアプリケーションを利用できる環境に置くためのインフラにも触れました。研修前より知識は増えたものの、まだ知らない領域がたくさんあります。3ヶ月で学習が終わるのではなく、現場に出てからも学び続ける姿勢が大切なのだと思いました。

6. 模擬開発演習|要件定義から発表までを経験

最終演習では、一般客向け機能と管理者向け機能を含むWebアプリケーションをチームで開発します。
ここで目指すのは、研修で学んだ基礎知識を組み合わせることと、周囲と相談・協力しながら開発を進める経験を積むことです。
本演習を通して、顧客役へのヒアリングから設計、実装、テスト、成果発表までを経験します。

工程取り組み・成果物
要件確認・設計顧客役へのヒアリング、要件・設計のレビュー、HTMLによる画面レイアウト案
実装機能(MVCの組み合わせ)ごとに分担してソースコードの作成・統合
テスト一般客向け・管理者向け機能のテストケース作成と実施
発表発表資料の作成、リハーサル、上司や参加者からの質問への回答

いよいよ最後の9日間は、4人で取り組む模擬開発演習です。学んだ技術を組み合わせるだけでなく、顧客役との打ち合わせ、設計、実装、テスト、発表といったWebアプリケーション開発の各工程を、チームで進めることになります。期間内に無事完成させられるだろうか。楽しみよりも緊張が先に来ました。

1日目:顧客との打ち合わせ・要件定義

朝から顧客役講師との打ち合わせです。これまで質問に対応してくださった担当講師とは別の方だったため、少し緊張しながら、どのようなシステムを作成するのかヒアリングしました。今回の課題では画面の見た目や必要な機能も自分たちで考えなければならず、Cさんと顔を見合わせてそわそわしました。Dさんが「期間は短いけど、基本は今まで学んだことの組み合わせだから大丈夫」と声をかけてくれ、少し安心。Bさんは作業分担や見積もりを整理してくれました。

翌日のレビューに備えて説明を練習すると、ビジネスマナーの面で、CさんとDさんの言葉遣いに気になる部分があり、私からも意見を伝えました。もちろん自分も完璧ではありません。全員で練習を重ねました。

2日目:要件定義レビュー・外部設計

顧客役講師の前では、内容を分かりやすく説明するだけでなく、挨拶や受け答え、言葉遣いにも気を配る必要があります。ところが、私たちには配慮が足りない部分があり、指摘を受けました。実際のお客様との打ち合わせなら、信頼に関わるかもしれません。模擬演習のうちに気づけてよかったと反省しました。

レビュー後は翌日に向けて説明を見直し、画面レイアウト案としてのHTMLサンプルも分担して作成。忙しい一日でしたが、チームで前に進めた達成感がありました。これまで質問対応をしていた担当講師の方が、上司役として定期的に進捗確認やアドバイスをしてくれたことも、チームが同じ目標意識を持って取り組むことができた一因だと思います。

3日目:画面設計レビュー・内部設計

前日に指摘された言葉遣いや受け答えについてお詫びしたうえで、改善点を意識しながらレビュー内容を説明しました。一連のやり取りを終えた後、顧客役講師の方から受け答えが良くなったと評価してもらえ、ほっとしました。

その後の内部設計については順調に見えましたが、午後に担当講師と進捗を確認すると、残りの日程には思ったほど余裕がありませんでした。目の前の作業だけでなく、完成までの工程を見通す必要があると痛感しました。

4~6日目:製造

いよいよ実装です。それぞれが担当する機能について、フロントエンドとバックエンドの両方を実装する形で、役割を分担して進めました。私の担当画面が、あと少しで動きそうなのに思いどおりにならなかったことがありました。そのときBさんに相談すると、確認すべき箇所を一緒に整理してくれました。一方、Cさんが困っている部分には、今度は私がアドバイスできました。入門時には教わるばかりだったので、少し誇らしい気持ちです。Dさんは自分の担当を早めに終え、ほかのメンバーが作った機能の統合を進めています。統合後に動きがおかしくなった箇所では、Bさんが関係するメンバーに声をかけて状況を確認。個人の課題と違い、チーム開発では相談のタイミングも大事なのだと分かりました。

画面数が多くて大変でしたが、処理の基本はこれまでの課題で学んだことの応用です。以前なら途方に暮れていた問題も、処理を分けて考えると解決の糸口が見つかります。研修で身につけてきたものが、実際に役立っていると感じました。

7日目:統合とテスト準備

作成を予定していた機能については無事に作り終えることができ、Dさんが最後の統合作業を進めてくれました。その間、私は一般客向け機能、Bさんは管理者向け機能のテストケースを準備。Cさんは発表資料のたたき台を作ってくれました。誰か一人が全部を抱えるのではなく、進み具合を共有して役割を調整することで、限られた時間を有効活用できている実感がありました。

8日目:テスト・発表準備

準備したテストケースに沿って確認を進めると、想定していなかった条件があることに気づきました。追加で確認すれば時間が足りなくなるかもしれない、と一瞬迷いましたが、そのままにせずメンバーに相談しました。「よく気づいたね」と言ってもらえて一安心。問題を見つけたときに早く報告することが、チーム全体の助けになると学びました。

発表資料についても、テストを早く終えたメンバーから順に内容を追記・修正し、見やすく分かりやすい資料に仕上げることができました。

9日目:リハーサルと最終発表

午前中は発表のリハーサルです。研修の初めには、人前でコードの内容を説明するだけでも精いっぱいでした。今は、何を作り、どんな工夫をし、どこに苦労したかを、自分の言葉で話せるようになっています。

午後の発表会では、参加した上司の方々から鋭い質問もありましたが、良かった点もきちんと評価してもらえました。緊張はしました。それでも、次に同じような場面が来たら、今度はもっと落ち着いて対応できそうです。

7. 総括|研修前後で変わったこと

研修前の私は、分からないことがあると誰かに教えてもらうのを待ってしまいがちでした。プログラミングの知識もほとんどなく、予定を立てても思いどおりに進まない理由をうまく説明できませんでした。

3ヶ月を経た今は、まず自分で状況を整理し、試したことや困っていることを明確にして相談するようになりました。日報を通じて計画と実績を比べ、遅れがあれば原因と対策を考える習慣も少しずつ身についてきました。相手に伝わる説明や、早めの報告・相談が、開発を進めるうえでも大切だと実感しています。

技術面でも、Javaの基本文法からDB、Webアプリケーション、Springまで学び、チームでWebアプリケーションを作る経験ができました。作ったものがどう動くかを、自分なりに説明できるようになったことが何よりうれしいです。もちろん、現場では新しい課題に出会うはずです。それでも、分からないことを一つずつ確かめ、周囲と協力して進めるための土台を、この研修で得られたと思います。

8. 終わりに|3ヶ月間で得られた成長

本コラムでは、プログラミング未経験の新入社員が、3ヶ月間のJava研修を通じて、技術と仕事の進め方を学んでいく様子を、受講生の視点からご紹介しました。

ご紹介した内容は実例をベースにした一例であり、学習の進み方や感じ方には個人差があります。一方で、Javaの基礎から段階的に学び、講師の支援や同期との協働、発表・模擬開発などの機会を重ねることで、技術面だけでなく主体性、報連相、計画管理、ビジネスマナーにも向き合えることが伝われば幸いです。

研修前後の受講生の変化

観点受講前研修修了時の変化
技術プログラミングの知識がほとんどないJava・DB・Web・Springを学び、Webアプリ開発の一連の流れを経験した
問題解決・主体性「動きません」とだけ質問していた状況を整理し、試したことを伝えて相談するようになった
計画管理自分の作業量をうまく見積もることができなかった日報を通じて計画と実績の差を振り返り、原因と対策を考えながら、作業時間の見積もり精度を高められるようになった
説明・協働人前で説明することに不安があった
助けられる場面が多かった
処理や成果物を自分の言葉で説明できるようになった
チーム開発を通して互いの得手不得手を補い、協力し合うことができた

新人Java研修を検討している企業の皆様へ

新人Java研修を検討する際は、扱う技術に加え、受講者の理解度をどう確認するか、つまずきをどう支えるか、企業へ何を報告するか、修了後の学習をどう継続するかが気になるところかと思います。

神田ITスクールでは、企業の育成方針と受講者の経験に合わせて研修をご案内します。受講者の経験、人数、研修期間、配属後に求める役割をお知らせください。新人Java研修の内容と到達目標について、お気軽にご相談いただけます。

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